米子市議会 2002-12-24
平成14年第434回定例会(第5号12月24日)
議案第136号 平成14年度米子市
市営葬儀事業特別会計補正予算(補正第1回
)
議案第137号 平成14年度米子市
国民健康保険事業特別会計補正予算(補正第
2回)
議案第138号 平成14年度米子市
下水道事業特別会計補正予算(補正第3回)
議案第139号 平成14年度米子市
介護保険事業特別会計補正予算(補正第2回
)
日程追加 議案第140号 拉致事件の全容解明と早期解決を求める意見書について
日程追加 議案第141号
保育所運営費の基準の改善を求める意見書について
第4 諮問第 3号
人権擁護委員候補者の推薦について
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出席議員 (31名)
1番 中 田 利 幸 君 2番 中 村 昌 哲 君
3番 錦 織 陽 子 君 4番 林 道 夫 君
5番 室 良 教 君 6番 島 谷 裕 之 君
7番 安 田 篤 君 8番 笠 谷 悦 子 君
9番 藤 尾 信 之 君 10番 山 形 周 弘 君
11番 岡 村 英 治 君 12番 佐々木 康 子 君
13番 門 脇 威 雄 君 14番 松 井 義 夫 君
15番 安 木 達 哉 君 16番 友 森 宏 君
17番 八 幡 美 博 君 18番 佐 藤 正 夫 君
19番 吉 岡 知 己 君 20番 本 池 篤 美 君
21番 矢 倉 強 君 22番 中 本 実 夫 君
23番 足 立 智 恵 君 24番 足 芝 孝 幸 君
25番 中 川 健 作 君 26番 遠 藤 通 君
27番 実 繁 一 男 君 28番 平 田 賢 君
29番 生 田 薫 君 30番 塚 田 喜 美 君
31番 種 原 敏 彦 君
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欠席議員 (0名)
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説明のため出席した者
市長 森 田 隆 朝 君 助役 小 坂 道 弘 君
収入役 中 村 治 夫 君 教育長 山 岡 宏 君
水道局長 田 中 通 雄 君 総務部長 船 越 安 之 君
企画部長 松 本 文 昭 君
人権政策部長 森 林 政 弘 君
市民環境部長 入 澤 睦 美 君
福祉保健部長 組 藤 英 彦 君
経済部長 中 井 俊 一 君 建設部長 黒 須 則 典 君
下水道部長 田 貝 有 史 君 防災監 瀬 尾 幸 秀 君
参事 石 田 耕 史 君
選挙管理委員会事務局長 安 田 亘 之 君
農業委員会事務局長 安 達 裕 実 君
総務部次長兼財政課長 角 博 明 君
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出席した
事務局職員
事務局長 公 本 純 一
事務局次長 景 里 和 夫
事務局長補佐兼庶務係長 浜 田 一 郎 議事係長 小 坂 秀 己
調査係長 大 塚 亮 主任 恩 田 英 基
主任 加 藤 浩 子
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午前10時12分 開議
○議長(
中本実夫君) これより本日の会議を開きます。
この際、御報告申し上げます。
本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおりでありますので、御了承願います。
なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。
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第1 議案第116号~議案第128号
第2 請願第6号・請願第7号
陳情第72号・陳情第108号・陳情第116号
陳情第118号~陳情第130号
○議長(
中本実夫君) それでは、日程第1、議案第116号から第128号までの13件並びに日程第2、請願第6号、第7号、陳情第72号、第108号、第116号及び第118号から第130号までの13件、以上31件を一括して議題といたします。
これより31件の議案及び請願、陳情について、各委員会の
審査報告を求めます。
初めに、
総務文教委員長の報告を求めます。
6番島谷裕之君。
○6番(島谷裕之君)(登壇)
総務文教委員会の
審査報告をいたします。
当委員会に付託されました議案3件及び陳情4件並びに9月定例会で
継続審査とされた請願1件及び陳情1件について、去る12月16日、委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第116号米子市
美保基地周辺コミニテイ施設条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第117号米子市の議会の議員及び長の選挙における
選挙運動用自動車の使用等についての
市費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件の議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第122号平成14年度米子市
一般会計補正予算補正第3回のうち当委員会の所管部分については、多数決により、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情第123
号有事法制反対については、議論を踏まえた上で有事に対応する法を整備することは必要ではないかとの意見や、有事に対応する法を整備することにより、かえって戦争に巻き込まれるのではないかとの意見が出されましたが、多数決により、採択しないことに決しました。
次に、陳情第125号米子市の
学校図書館の充実については、
学校図書職員の処遇については、採用条件などの関係から今後の検討をまつ必要はありますが、
学校図書館を充実し、
子どもたちを取り巻く図書環境をよりよいものにしていくことの必要性については、全委員その認識を同じくするところであります。しかし、議論の中で、
学校図書館の充実に当たっては、その利用状況を十分に検討することが必要ではないかとの意見も出されたこともあり、採決したところ、多数決により、趣旨採択すべきものと決しました。
次に、陳情第127号消費税・所得税の増税反対及び一律
外形標準課税導入の反対については、税体系のあり方に関する意見や、国における税制論議を踏まえての意見などが出されましたが、いましばらく検討したいとの意見もあり、採決の結果、
継続審査とすることに決しました。
次に、陳情第130
号遺伝子組み換えイネを承認しないこと等を求める意見書の提出については、イネを含めた遺伝子組みかえ食品の安全性及びそれが人間に与える影響を危惧する意見や、遺伝子組みかえについてさらに検討したいとの意見などが出されましたが、採決の結果、多数決により、趣旨採択すべきものと決しました。
次に、
継続審査とされていました請願第6
号淀江産業技術高等学校の跡地に独立校を設置することについては、
当該教育施設の整備に関し、引き続き検討したいとの意見もあり、採決の結果、
継続審査とすることに決しました。
次に、
継続審査とされていました陳情第72
号米子工業高校の
構内移築の
早期実現についてでありますが、
米子工業高校の整備問題につきましては、御存じのとおり、平成10年6月定例会において、同校の全面移転の
早期実現に関する陳情を全会一致で趣旨採択したところであります。しかるに、一転して現在地での整備という本陳情が同一の方々から提出されたことにつきましては、到底理解することができないとの意見や、このたびの同校の整備についての検討の経過を踏まえれば、本陳情は取り下げられてしかるべきものとの意見も出されました。また、委員の中には、今でも全面移転により、美吉・長砂地区において整備する方が
教育環境としても適当であるとの考えを示された方もおられました。もとより、本委員会としても、
米子工業高校の生徒たちが快適な
教育環境のもとで勉学にいそしむことができるようになることに最大限努力することについて、これを惜しむものではありません。しかし、事業主体である県教委において、現在地における整備との方針を打ち出された経過と、これに向けた事業に係る調査費を予算措置されるとの現状をかんがみますと、事ここに至っては万やむを得ずとの心境のもと委員それぞれ意見を述べ合いました。その結果、陳情第72
号米子工業高校の
構内移築の
早期実現については、多数決により、趣旨採択すべきものと決しました。
以上、報告を終わります。
○議長(
中本実夫君) 次に、
民生環境委員長の報告を求めます。
7番安田 篤君。
○7番(安田 篤君)(登壇)
民生環境委員会の
審査報告をいたします。
当委員会に付託されました議案6件、請願1件及び陳情7件について、去る12月17日に委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第118号米子市
手数料条例の一部を改正する条例の制定についてのうち当委員会の所管部分、議案第122号平成14年度米子市
一般会計補正予算補正第3回のうち当委員会の所管部分、議案第123号平成14年度米子市
国民健康保険事業特別会計補正予算補正第1回、議案第125号平成14年度米子市
老人保健事業特別会計補正予算補正第2回、議案第127号平成14年度米子市
介護保険事業特別会計補正予算補正第1回、以上5件の議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第128号米子市快適な
生活環境の確保に関する条例の制定については、
落書き行為に対する罰則規定は、若年齢層に対する芸術面での育成などにおいての妨げとなることも考えられ、まずはモラルをはぐくんでいくための方策を考えていくべきであり、再検討を要するとの意見がありましたが、罰則を科すことが目的ではなく、市民の快適な環境の確保を図るための環境の保全と快適な環境の創造が目的であり、落書きという反
社会的行為が発生した場合には、その再発防止に努める上からも、罰則規定を設け、警察の協力を得ることも必要であるとの判断から、採決の結果、多数決により、原案のとおり可決することに決しました。
次に、請願第7号就学前
乳幼児医療費の
完全無料化については、少子・
高齢化対策の上では重要な施策であり、必要は感じられるが、就学前まで
完全無料化にした場合は、年間約5,000万円程度の財政負担が生じることが見込まれることから、現在の財政状況を勘案すると制度改正は困難であるとの判断から、採決の結果、多数決により、採択しないものと決しました。
次に、陳情第118
号保育所最低基準職員配置の改善を求めることについては、米子市では、一部国の
最低基準を上回る
職員配置がなされているとはいうものの、3歳児においては20人に1人という厳しい基準であり、改正が必要との意見がありましたが、保育はどうあるべきかを考えた場合には、総合的な子育てにかかわる支援施策の抜本的な改善が望ましいとの判断から、採決の結果、多数決により、採択しないものと決しました。
次に、陳情第119
号保育所運営費の基準の改善を求めることについては、陳情の趣旨は理解できるものの具体的な改善内容が明記されてないことから再検討を要するとの意見がありましたが、採決の結果、多数決により、趣旨採択すべきものと決しました。
次に、陳情第122
号物価スライドによる
年金引き下げに反対し、
最低保障年金制度の創設を求めることについては、今日の厳しい
経済状況下での年金の引き下げは納得できず、
最低保障年金制度の創設が必要との意見がありましたが、現時点での年金財政を確保していくためにはいたし方ないとの判断から、採決の結果、多数決により、採択しないものと決しました。
次に、陳情第124
号オストメイトに対する
補装具自己負担助成については、
自己負担の全額助成をしてほしいとの趣旨でありますが、
自己負担額の2分の1を助成している現状であり、半分の
自己負担はいたし方ないとの判断から、採決の結果、多数決により、採択しないものと決しました。
次に、陳情第128
号国民健康保険料引き下げ等については、減免基準の引き上げ、軽減措置の適用の緩和、
短期保険証や
資格証明書の発行をやめることなど、
生活困窮者にとっては必要なことであるとの意見がありましたが、国保料の支払いが困難な方の
納付相談等に対しては、分納等適宜適正な措置を行っており、また国保財政を勘案しても
引き下げ等を行うべきでないとの判断から、採決の結果、多数決により、採択しないものと決しました。
次に、陳情第129
号医療改悪の実施を凍結し、見直しを求めることについては、
医療制度改正においては、一部の負担軽減はあったものの、全体では国民の負担をさらに増加させるものであり、
制度改正実施の凍結は必要との意見がありましたが、将来的に国の財政の悪化が懸念されることから、採決の結果、多数決により、採択しないものと決しました。
次に、本年6月定例会、9月定例会において
継続審査となっております陳情第108
号ごみ処理手数料の
計量単位の改善については、米子市
クリーンセンターにおける4月以降現時点までの稼働実態から処理経費を見込んだ場合、
計量単位を現行の100キログラムを仮に10キログラム単位、50キログラム単位に細分化すると、年間でそれぞれ約2,400万円程度、1,300万円程度の不足額が生じることが考えられ、それを解消するためには税金の投入か手数料の引き上げという方策を取らざるを得ないこと。また、
一般廃棄物収集運搬業者の
契約状況調査によると、既に料金改正をした契約件数が全体の約3分の2を占めていること、さらには
収集重量単位での契約件数がごくわずかで、ほとんどが年間または月単位での契約であることからも現行の制度が決して
収集運搬業者の経営を圧迫するものではないとの判断から、採決の結果、多数決により、採択しないものと決しました。
なお、
ごみ処理手数料の重量制については、将来的にわたっても議論が出てくると思われますので、引き続き検討していただきたいとの意見があったことを申し添えておきます。
以上、報告を終わります。
○議長(
中本実夫君) 次に、
産業経済委員長の報告を求めます。
5番室 良教君。
○5番(室 良教君)(登壇)
産業経済委員会の
審査報告をいたします。
当委員会に付託されました議案3件及び陳情3件並びに9月定例会で
継続審査とされた陳情1件について、去る12月18日、委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第120号財産の取得について及び議案第126号平成14年度米子市
農業集落排水事業特別会計補正予算補正第1回、以上の2件の議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第122号平成14年度米子市
一般会計補正予算補正第3回のうち当委員会の所管部分については、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情第120号米子城址への登り道の整備及び
自動昇降装置の設置については、だれもが、気安く米子城址へ登頂できるようにするためにも、また観光振興の手だてとしても
自動昇降装置を設置することは有効な対策であるとの意見もありましたけれども、自然、文化財保護の観点から及び財政面等について、さらに具体的にかつ慎重な検討が必要であるとの判断により、採決の結果、
継続審査と決しました。
次に、陳情第121号
米子ハイツの存続については、
米子ハイツは設備の整った立派な建物であるので、企業努力をし、ぜひ活用していただきたいという意見も出されましたが、現在、雇用能力開発機構から譲渡価格の提示を受け、県と市において、あらゆる方向性を示しながら、
米子ハイツの将来についての方策を鋭意検討中であるとの当局の現状報告を踏まえ、いましばらくその検討状況を見守る必要があることから、採決の結果、
継続審査とすることに決しました。
次に、陳情第126号中小業者の振興施策の拡充等については、中小企業の多い商業都市米子の状況をかんがみ、陳情趣旨にあるような振興施策の必要性を訴える意見、実現困難な事項が見受けられるため同調できないという意見がありましたが、陳情項目が多岐にわたり、いま一度検討を要するとして
継続審査を主張する意見が出されましたので、採決を行ったところ、可否同数であったため、委員長裁決により、
継続審査と決しました。
次に、陳情第116号米の価格保障と輸入をやめて減反を減らす意見書の提出を求めることについては、陳情趣旨に賛意を示し、地方から農業者の声を上げていくべきだという意見もありましたが、今、国において、減反政策調整研究会というのが11月末に答申を出しまして、その中でいましばらく見守るべきとの見解もあり、採決を行った結果、引き続き
継続審査とすることに決しました。
以上、報告を終わります。
○議長(
中本実夫君) 次に、建設水道委員長の報告を求めます。
10番山形周弘君。
○10番(山形周弘君)(登壇) 建設水道委員会の
審査報告をいたします。
当委員会に付託されました議案5件について、去る19日、委員会を開き審査いたしました結果、まず議案第118号米子市
手数料条例の一部を改正する条例の制定についてのうち当委員会の所管部分、議案第119号米子市
水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について、議案第121号財産の取得についての議決の一部変更について、議案第122号平成14年度米子市
一般会計補正予算補正第3回のうち当委員会の所管部分及び議案第124号平成14年度米子市
下水道事業特別会計補正予算補正第2回、以上5件については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、報告を終わります。
○議長(
中本実夫君) 以上で委員長の報告は終わりました。
それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、11番岡村英治君。
○11番(岡村英治君)(登壇)(拍手) 私は日本共産党米子市議団を代表して、議案第122号及び議案第128号の原案可決に反対し、否決を求め、また陳情第123号の不採択に反対し、採択するよう求めて、討論を行います。
まず、議案第122号平成14年度米子市
一般会計補正予算補正第3回についてです。 この予算案の中には米子駅前ショッピングセンター、いわゆる駅前サティの4階部分に男女共同参画センターや市民交流広場、米子市観光協会事務所など、公的施設を入居させるための準備経費が含まれています。
さきの9月定例市議会で論議となった駅前サティ問題ですが、これまでの経過や教訓を踏まえて、私たちは市民参加の懇談会など立ち上げてさまざまな角度から活性化策を探るべきだと主張いたしました。そこでは、どうすれば米子市の玄関口である駅前ショッピングセンターを核とした商店街に人を呼び込めるのか、公共施設をショッピングセンター内に設置することが妥当なのか、設置するとすればどんな施設が望まれているのか、またその際の自治体の財政負担をどう考えるかなど、論議すべきことはたくさんあります。そういった手続なしに今回、市民合意もないまま公的施設の入居が決められ、新たな財政負担が求められることとなろうとしています。
私たちは決して入居が予定されている男女共同参画センターなどの施設が不適当だと言っているのではありません。どこの部分に何を張りつけ、どの程度の財政負担だったらいいのか、そういったことも含め、市民による総合的な駅前活性化論議抜きに決めていくやり方はこの間の教訓に学んでいないと言わざるを得ません。
さらに、土木費のうち米子よりみち通り整備事業費5,310万円が繰越明許費として上げられています。この事業は、本来商店街の活性化を図る方策として計画されたものですが、現段階においてその効果が十分発揮できる状態であるとは考えられません。商店街の裏通りの整備だけができたというだけ、いわば工事のための工事に終わってしまわないか危惧するところです。同事業は一たん凍結し、再検討を加えるべきだと考えます。 以上の点から、議案第122号については、否決を主張いたします。
次に、議案第128号米子市快適な
生活環境の確保に関する条例の制定についてです。 まず、同議案が本議会で初めての議員提案となっている点について、議員の一人として、提出者の御努力と熱意に心から敬意を表するものです。
この条例案は、落書きと自動車の放置という全く異なる事象について、防止措置、対処措置を講じようというものです。特に落書きについては、行為者の特定は極めて困難であるにもかかわらず、市の責務として、第4条で、落書きの防止に関する啓発、その他必要な施策の実施に努めるものとすると明記した上で、第6条で、市長は、公共施設等に落書きがされた場合にあっては、当該落書きした者の発見に努めるものとするとうたってあります。
ことし、いわゆる差別落書き事件が頻発いたしましたが、この間、市は全世帯に啓発のステッカーを配布し、さらに職場ごとに、職員を動員してパトロールを強化いたしました。しかし、行為者を発見することはできず、再発防止につながっているかという点も、必ずしもそうなっていないと言わざるを得ません。一般に行政がなし得ることは問題解決のための条件整備であって、行政措置だけで問題の解決を図ることはできないという指摘があります。にもかかわらず、市内における差別落書きへの市の対応を見た場合、この条例のもとでは、さらなるパトロールの強化や監視を強化するための体制、施設の整備、啓発など施策の実施に伴う財政負担など、自治体の責務が無限に広がりかねないという懸念を禁じ得ません。こういったことは問題の本質的な解決を遠ざけるものであり、その方向性を否定できない内容を含んだ条例案には反対せざるを得ません。
最後に、陳情第123
号有事法制反対についてです。
この陳情は、地方自治体本来の役割である住民の暮らし、安全、福祉を守る立場から、今政府が押し通そうと躍起になっている有事法制に議会として反対の声を上げてほしい、政府に対して有事法制を撤回するよう意見書を上げてほしい、こういった内容です。
さきの臨時国会で継続審議とされ、年明けの通常国会での大きな焦点になろうとしているこの問題、政府は、国民保護がおざなりになっているとの批判から、慌てて国民保護のための法制の輪郭を示しましたが、国民保護といっても国や軍隊が国民を守ってくれるわけではなく、有事の際に国が国民を統制することをねらったものとなっています。小泉首長は、盛んに備えあれば憂いなしと言いますが、国内に52基もある原子炉や化学工場が乱立する国土が攻撃されるようなことを本気で考えているとは思えません。むしろ、現在の状況では、日本がアメリカの戦争に参加すれば、相手からの反撃として日本への武力攻撃もあり得る、このことの方が重大です。大切なのは、こうした事態を回避するための外交努力に全力を傾けることです。そうした努力をせずひたすら有事法制の制定に執念を燃やしているのは、日本に対する武力攻撃がなくても自衛隊がアメリカの戦争に参加でき、日本を戦時体制下に置き、国民を総動員するねらいがあるからです。
現に日米安保条約を最優先し、独自の外交戦略を持たない自民党小泉内閣は、従来政府でさえ認められないとしてきた集団的自衛権の発動に当たるという批判の中、最新鋭装備のイージス艦を先ごろ、アメリカの要請に応じてインド洋に派遣いたしました。これはアメリカのイラク攻撃に対応するものだと言われています。世界第2位の軍事力を持つ日本が、さきの大戦における侵略への真摯な反省もないまま、アメリカと一緒になって戦争に乗り出す体制を築くことに対して、周辺アジア諸国民の不信感は増大しています。こうした状況では決して安定したアジア外交は望めません。
日本は憲法で戦争放棄を定め、平和外交で世界に貢献することを宣言しています。日本共産党も、中国や東南アジア、中東諸国を党幹部が歴訪するなど、平和なアジアを築くための独自の野党外交を展開し、アメリカの無法なイラク攻撃反対という点での世界的な連帯を強めています。武力ではなく平和的な話し合いによる解決、これこそが20世紀の2つの大戦を経た21世紀の大きな歴史的流れとなっています。
この歴史の流れに逆行する有事法制制定の動きに、平和を願う市民を代表して、議会として、ぜひとも反対の意見書を上げていくべきだと主張いたしまして、私の討論を終わります。
○議長(
中本実夫君) 次に、17番八幡美博君。
○17番(八幡美博君)(登壇) 私は、議案第128号米子市快適な
生活環境の確保に関する条例の制定について、この議案に賛成する立場で討論いたします。
自分の部屋や車に吸い殻やごみを捨てたり、自分の家の壁に落書きをするようなことはだれもしません。ところが一歩外に出ますと、平気で道端へごみを捨て、車の窓から吸い殻や、ひどいときには空き缶でも平気で捨てる、また他人の家や公共建築に落書きをする、そうした自分のことしか考えない振る舞いが、最近あちこちで見受けられます。都会では毎日のように公共施設や商店街、あるいは自動販売機までに落書きが行われ、自治体や住民の方々は大変な被害をこうむっています。そこには他人を不愉快にする自分の行為をみっともないと思う感受性や、公の物を大切にしようという心は全く見受けられません。そして昨年12月、ついに世界遺産の広島原爆ドームにまで落書きをされたことは、皆様記憶に新しいところだと思います。この米子市でも、9月議会で公共建築物に対する落書きを消すために1,500万円もの税金を投入したばかりです。
米子市快適な
生活環境の確保に関する条例は、本年9月議会で制定し、来年1月から施行される米子市環境基本条例に基づき、その理念をより具体的に実行するために落書きと放置自動車について罰則をもって禁止しようとするものであります。
先日行われました教育民生常任委員会の審議の中では、放置自動車に関してこの条例を制定することについてはほとんど異論はなく、主に落書きについて議論が集中していました。
議論の内容を整理してみますと、大きく2つのポイントに分けることができます。1つは、モラルにかかわることは、本来家庭や地域で教えることであって、条例まで制定して規制することはどうかという点と、2つ目は、少年法との関連で、例えば、子どもが校庭や道端で行う落書きについてはどう扱うのかという点でありました。これは以前に私が提言していましたいわゆるごみのポイ捨て防止条例の場合も同じような議論がありました。結果的に、鳥取県が全県公園化構想の一環として鳥取県美化の促進に関する条例を制定し、現在、米子市では、米子水鳥公園と皆生海岸一帯が指定地域になっています。
私も定期的に皆生海岸のごみ拾いを行いますが、環境美化指導員さんの熱心な活動もあり、以前と比べると、少しずつではありますが、着実に減っています。もちろん条例を制定したからすぐに減るというものではありませんが、その条例が県や市や地域の方々がポイ捨て防止に熱心に取り組む際の支えになっていると言えましょう。
確かに、本来モラルや道徳心は家庭や地域で教えるべきことだと思いますが、残念ながら、その家庭や地域の教育力が低下しているからこそ、このような議論をしなければならないという現実があり、その意味でも、今回の条例を制定することは大きな意味があると私は思います。
次に、校庭や道端などに子どもがかく落書きをどう取り扱うかという点について述べてみます。
条例案では、落書きを正当な理由なく他人の施設に文字、図形もしくは模様をかくことと規定されており、解釈次第によっては、校庭や道端にかかれたものでも条例違反になる可能性があります。提案者は、この点について、正当な理由なくという解釈を、求められていないのに行うこととして、例えば、校庭に絵をかくことについては、校長から求められていない行為とは考えられないとされています。私は少し違って、正当な理由とは、他人から求められているかどうかというより、社会通念上、許容範囲と理解されるかどうかという解釈が妥当だと思います。
例えば、恐らく皆さんも経験があると思いますが、子どものころ、学校の帰りに桑畑に入って桑の実を食べたり、カキ畑でカキを1つ失敬したということがあります。これは刑法上、明らかに窃盗であります。しかし、だからといって一体だれが警察に通報することなど考えたでしょうか。しかし、同じカキでもトラックいっぱいのカキをとれば警察に通報されることになるでしょうし、また、たとえ1つであっても、店先に売ってあるカキをとることが許されないことはいうまでもありません。つまり、この条例の場合、正当な理由なくという解釈は、同じ違反行為であっても社会通念上、許されるかどうかという解釈が妥当ではないでしょうか。そういうふうに私は考えます。
法律も規則もしょせん人間が考えることでありまして、問題はそれを運用する側がどのような姿勢を持っているのかということが一番大切であると思います。条例案に賛成される中でも、この条例が
子どもたちが伸び伸びと遊ぶ上で障壁にならなければいいと心配される方もありました。
米子市をより快適な
生活環境にするために、社会通念を逸脱した行為を未然防止しようとするこの条例が
子どもたちの健全な育成につながるような運営をされることを希望いたしまして、賛成の討論といたします。
○議長(
中本実夫君) 次に、3番錦織陽子君。
○3番(錦織陽子君)(登壇)(拍手) 私は日本共産党米子市議団を代表して、陳情第108号、請願第7号、陳情第118号並びに陳情第122号、124号、128号、129号の不採択に反対し、それぞれ採択を求めて討論をいたします。
まず、陳情第108
号ごみ処理手数料の
計量単位の改善についてです。
米子市はことし4月から、新清掃工場米子
クリーンセンターの供用開始に伴い、この7月から、40キロを超える一般廃棄物の
ごみ処理手数料を、それまでの100キロ当たり800円から1,200円にしました。そしてさらに、来年の4月からは1,600円と大幅な値上げを決めています。不況のもと売り上げが減っている中での値上げは、零細な業者が多い処理業者の営業を脅かすものです。
陳情者は実際の重量より低く計算してほしいと言っているわけではなく、現在の100キロ単位の計算を細分化したより実際の重量に近い単位計算に改善して、できるだけ経費を抑えたいというこの陳情者の訴えは当然ではないでしょうか。
よって、陳情の採択を求めます。
次に、請願第7号は、就学前の
乳幼児医療費の
完全無料化を求める請願です。
鳥取県は本年4月より入院を就学前まで、通院を4歳未満までそれぞれ医療費を助成するなど、少子化対策をとっています。国はことしの10月の医療保険制度の改正で
乳幼児医療費補助を、それまでの2歳未満から3歳未満に引き上げました。しかし、実際には米子市の負担が約3分の2に減るだけで、乳幼児へのプレゼントにはなっていません。
市当局の試算によると、この制度改正による米子市の負担減は、年間約2,000万円です。約5,000万円で
乳幼児医療費の就学前無料化の完全実施は可能と試算されています。あと3,000万円あれば実現できるのです。現在、県内では4つの町が就学前までの助成を実施していますが、県内他市に先駆けて、
乳幼児医療費の全額無料化を実現する意義は大きいと思います。
次に、陳情第118号は、保育所
最低基準職員配置の改善を求める陳情です。
国の保育所
最低基準は、1948年、昭和23年に制定されたもので、4歳から5歳児30人に対し保育士1人の基準は、1948年以来改善がなく、3歳児20人に保育士1人は、30年以上改善がありません。
心身の発達が著しく、みずから危険を防ぐことのできない1、2歳児は、6人に対して保育士が1人と、近年の延長保育や一時保育、乳児保育の推進の中で大変厳しい状況にあります。保育士のパート化も進み、チームワークを図る時間を保障することも、極めて重要になりました。この厳しい現状から、鳥取県はことしから、1歳児保育に関しては、幼児6人から4.5人に1人の保育士にしておりまして、県と米子市が2分の1ずつ負担しています。
この自治体の負担を軽減し、安心できる保育体制を図るために、陳情の採択を主張いたします。
次に、陳情第122号は、
物価スライドによる
年金引き下げに反対し、
最低保障年金制度の創設を求める陳情です。
政府は来年4月から、厚生年金、国民年金などの公的年金の給付率を0.9から1%引き下げる計画です。厚生労働省の試算では、0.9%の引き下げを想定した場合の厚生年金の夫婦2人の標準世帯では、現行の月額23万8,000円から約2,140円の減額に、自営業者らの国民年金夫婦2人の標準世帯で、月額13万4,000円から約1,300円減額になります。
この年金額はあくまでも40年間加入し、国民年金の場合は、65歳から受給した場合ですから、実際にはより低い受給額となっています。また、特に女性の年金額は男性よりも低く、単身の高齢女性にとって大変無慈悲な仕打ちです。低所得者にとって、医療費の負担増、介護保険料の引き上げが見込まれる中で、憲法に明記されている生きる権利を踏みにじるものです。
2002年9月の米子市の国民年金受給者数は2万2,250人で、受給額は131億円です。もし、このうち0,9%がカットになれば、1億1,790万円分の国民年金が米子市民に給付されないことになります。年金の大半が消費に回っていることを考えれば、米子市の経済活動にとっても大きな影響が予測されます。
また、現在、無年金者が55万人に上っています。未加入者、未納者、年金免除者など、将来、無年金、低年金になるおそれのある人は924万人という状態を迎え、全国の1,430を超える市町村議会が
最低保障年金制度の創設を求める意見書を国に提出しています。国連の社会権規約委員会は、日本政府に年金制度に最低年金を導入することと勧告しました。老後所得を保障し、安心と信頼の年金制度を確立するためにも、陳情を採択し、国に意見書を上げるべきです。
次に、陳情第124号は、人工肛門・人工膀胱保持者、いわゆる
オストメイトに対する補装具の
自己負担助成についてです。
補装具の使用者は軽度、重度にかかわらず、日常生活にも大きな制約を受けます。私の知るある人工膀胱保持者は、2日に1回取りかえてもらっているが、年金の生活の身で月約2万円の個人負担がつらい、皮膚が弱く、昨年の夏には、ただれてしまって大変だったので、恐ろしくて間隔をあけることができない。消毒薬や脱脂綿にもお金がかかると、そのつらさを語られました。
この陳情は平成11年12月議会に提出され、趣旨採択されたものです。しかし、その後米子市で予算化されていないので、今回、再提出になりましたが、同一の議会で一度趣旨採択したものを不採択にするということは一貫した議会の態度とは言えず、趣旨採択すべきと考えます。
次に、陳情第128
号国民健康保険料引き下げ等についてです。
国民健康保険世帯は、年金生活者、自営業者など、もともと低収入の世帯が多く、リストラや失業によって国保になる世帯もふえ続けています。滞納をふやさないためにも高過ぎる国保料を引き下げること、実態に合わない減免基準を見直すことなどが求められますが、米子市はそれも実施しないで市民から医療を遠ざける
短期保険証や一たん窓口で10割支払わなければならない
資格証明書の発行をしています。
滞納者をふやさないためにも、制裁措置だけではなく、陳情を採択して改善対策を講じるべきです。
最後に、陳情第129号は、医療改悪の実施を凍結し、見直しを求めることについてです。
ことし4月には、歴史上、初めて診療報酬の引き下げが実施されました。また10月からは、高齢者の医療費窓口1割負担が実施されました。
全国保険医団体連合会の調査でも、重症患者ほど負担が重くなり、受診を控えたり、治療を中断するなどして、命を脅かされる深刻な事態が明らかになっています。
政府は、さらに来年の4月には、サラリーマン本人の医療費
自己負担割合3割への引き上げの実施で国民に新たに1兆5,100億円の負担増を押しつけようとしています。
12月11日、約83万人の構成員を組織する日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会の4団体は、国民の健康に対する国の責任を放棄し、国民皆保険制度を根底から崩壊させるものと、医療費3割負担凍結、高齢者の
自己負担軽減など4項目の共同声明を発表しました。従来の自民党の支持団体であっても、自民、公明など与党3党が強行した負担増法案に声を上げざるを得ない、それほど国民の命が非常に深刻な事態にさらされているということではないでしょうか。また、労働団体、連合も、政府に対し、医療負担増の凍結を申し入れるなど、凍結見直しの声が高まっています。
議員の皆さんの採択を求めまして、以上で私の討論を終わります。
○議長(
中本実夫君) 次に、8番笠谷悦子君。
○8番(笠谷悦子君)(登壇) 私は、請願第7号就学前
乳幼児医療費の
完全無料化についての不採択に賛成する討論をいたします。
少子・高齢化社会を抱えている課題は、真に深刻であります。少子・高齢化社会を迎えた21世紀初頭、未来を担う
子どもたちを健やかに成長させたい、これは私たち共通の願いです。
私たち公明党鳥取県本部は、10年前の平成4年、乳幼児の死亡率の低下と子育ての家庭の経済的負担の軽減化を実現するため、乳幼児の医療費の無料化拡大を目指し、意識調査と署名活動を実施いたしました。県下1,236名から意識調査の回答と、約12万名の3歳未満児の医療費無料化を求める署名が寄せられました。その中でも、子育てに対する不安、医療費・就園費などの経済的負担が大きいこと、近くに子育てをサポートしてくれる人がいないことなど、小学校に上がるまでの間の悩みが大きいことがわかりました。さらに、教育にお金がかかり過ぎることも要因となっています。
その後各議会でも取り上げ、平成7年、平成11年、平成14年1月と
乳幼児医療費無料化の対象年齢を就学前児童までに引き上げることを知事へ要望し続け、順次拡大されてきました。そして、鳥取県では入院費の無料化が4歳未満児まで、通院費の無料化が3歳未満児までに拡大されています。さらに、本年4月より、入院費の無料化が就学前児童まで、通院費の無料化が4歳児未満までに拡大され、子育て家庭においての経済的負担を軽減するために、これまで粘り強く必要性を訴えてまいりました。この10年間の間に少子化の傾向はますます進行し、私たち公明党が先べんをつけた
乳幼児医療費の無料化、低減化を多くの政党が少子化対策として主張するところになっています。私たち公明党も、
乳幼児医療費無料化の対象年齢を就学前児童まで引き上げることについては、ぜひそのようにしていただきたいと考えています。
これまで県、市の御努力により年次的に順次拡大されてきています。各自治体の厳しい財政状況を考慮すると、市町村がばらばらに対象年齢を引き上げるのではなく、国が全国一律に行うべきであると考えます。
以上の理由について、請願第7号の不採択に賛成をする討論を終わります。
○議長(
中本実夫君) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。
これより31件の議案及び請願、陳情を順次採決いたします。
初めに、議案第116号から第121号までの6件及び第123号から第127号までの5件、以上11件を一括して採決いたします。
11件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
11件については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認めます。よって、11件の議案はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第122号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、議案第128号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、請願第6号、陳情第116号、第119号から第121号までの3件、第125号及び第126号、以上7件を一括して採決いたします。
7件については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認めます。よって、7件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、請願第7号及び陳情第124号の2件を採決いたします。
2件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第72号を採決いたします。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第108号を採決いたします。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第118号及び第129号の2件を採決いたします。
2件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、2件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第122号及び第123号の2件を採決いたします。
2件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、2件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第127号を採決いたします。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第128号を採決いたします。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立多数であります。よって、本件は委員長の報告のとおり決しました。
次に、陳情第130号を採決いたします。
本件については、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
中本実夫君) 起立少数であります。よって、本件は採択しないことに決しました。
お諮りいたします。
ただいま
継続審査に決しました請願1件及び陳情5件については、引き続き閉会中の
継続審査に付したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
(「議事進行」と遠藤 通君)
26番遠藤 通君。
○26番(遠藤 通君) 日程の追加議案に入る前に、議長に見解を伺っておきたいと思います。
それはですね、今常任委員会の報告が終わりましたけれども、特別委員会もこの議会中には開催をされました。地方分権・合併等調査特別委員会が16日に開催されたわけでありますけども、それに伴って、委員会の審議の内容の中で、議長も同席しておられましたから御存じだろうと思っておりますが、同特別委員会で最終的にまとめていただいた委員長報告が出ておりませんけれども、これ委員長報告は義務づけられておりませんが、集約された委員会の意見として意見書を本議会において提案をしていただくように私の方から委員長に求め、委員長自身もですね、最終日までに各派間において調整を図り、議長も同席されておられることであるから、議長みずからもその調整を図って最終日に結論をすると、こういうふうに委員会の中で集約されておりますけども、きょうの日程の中を見ておりますと、その意見書についての日程が示されておりません。これはどのようにきょうまで取り組んでこられたのか、議長の方から見解を求めておきたいと思います。
○議長(
中本実夫君) 16日に特別委員会が開かれまして、諸般の事情等によりまして、一自治体に対しては懇談会の申し入れも行いましたが、いまだ回答がございませんし、本日は、これから休憩もございますので、その時点でまた協議したいと思っております。
26番遠藤 通君。
○26番(遠藤 通君) 私は今の議長の報告を聞いておりまして、16日以降、議長は各派間のこの問題に対する意見調整をされてきておられないのではないかと思っております。今、私が提案をしなかったらですね、多分、最終日できょうは終わりになるわけでありますけども、最終日に議運を含めて検討いただくということが消えていくんじゃないかと思いますよ。例えば、名前出して恐縮ですが、副委員長にも議会の開会される前にお会いしまして、どうなっとるかと、こういうふうに尋ねたら、一切相談を受けとらんし、私も知らん、悪いけどあなたのそばに座っている事務局長にも尋ねたら、一切そういうことは記憶にございません、こういう実態なんですよ。
せめて特別委員会で委員長が集約をされ、議長も同席しておられて、その案件が16日以降きょうまで1週間もたっておるにもかかわらず、何ら手が打たれてないということは余りにも委員会審議に対する扱いが軽薄過ぎるんじゃないですか。これはだれに責任がありますか、こういうことは。
私は、休憩中に要点記録を起こしていただいて、その内容がどうなっとるのかよく精査をしていただいて、その上で、本議会において意見書が提出できるように努力をしてもらいたい。これが議長としての責任だと思いますよ。見解聞いときます。
○議長(
中本実夫君) お答えいたします。
休憩中に協議いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
第3 議案第129号~議案第139号
○議長(
中本実夫君) 次に、日程第3、議案第129号から第139号までの11件を一括して議題といたします。
11件について、提案理由の説明を求めます。
森田市長。
○市長(森田隆朝君)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第129号から議案第139号までの11議案につきまして、御説明を申し上げます。
まず、議案第129号は、米子市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正でございまして、鳥取県職員の給与改定に準じて本市職員の給与を改定しようとするものでございまして、一般職の職員の給料月額を平均1.96%、また期末手当支給割合を0.05月それぞれ引き下げるほか、特例一時金を廃止しようとするものでございます。
次に、議案第130号は、市長等の給料の特例に関する条例の制定についてでございまして、現下の厳しい社会経済情勢にかんがみ、一般職の職員の給料月額の引き下げに準じて市長、助役、収入役、教育長及び水道事業管理者の給料月額を2%減額しようとするものでございます。
議案第131号は、米子市特別職の職員の給与に関する条例及び教育長の給与等に関する条例の一部改正でございまして、特別職の職員の給与に関する法律の改正に伴い、本市特別職及び教育長の期末手当支給割合を一般職の職員の給与改定と同様に0.05月引き下げようとするものでございます。
議案第132号は、米子市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正でございまして、人事院勧告に伴う一般職の職員の暫定的一時金の支給の廃止に準じ、企業職員の特例一時金を廃止しようとするものでございます。
次の議案第133号及び議案第134号の2議案は、いずれも福生西小学校改築工事に係る
工事請負契約の締結について御承認をお願いするものでございます。
まず、議案第133号は、建築主体工事につきまして条件付一般競争入札に付しました結果、福生西小学校改築建築主体工事美保・栗林・松本特定建設工事共同企業体と14億1,750万円で、また議案第134号は、機械設備工事につきまして5共同企業体を指名し、公募型指名競争入札に付しました結果、福生西小学校改築機械設備工事米子ガス産業・久米設備特定建設工事共同企業体と1億9,582万5,000円でそれぞれ
工事請負契約を締結しようとするものでございます。
次に、議案第135号は、平成14年度米子市一般会計の第4回の補正予算でございまして、一般職の給与改定に伴い、人件費を減額補正いたしております。また、給与改定に伴う人件費の調整により市営葬儀事業、下水道事業及び介護保険事業の特別会計に対します繰出金を調整しておりますほか、広域行政管理組合及び衛生施設組合に対します負担金をそれぞれ減額いたしております。その結果、2億44万2,000円を減額し、補正後の予算総額を515億2,885万1,000円といたしております。
次の議案第136号から議案第139号までの4議案は、いずれも一般職の職員の給与改定等により人件費を調整いたしました特別会計の補正予算でございまして、議案第136号の平成14年度米子市市営葬儀事業特別会計の第1回の補正予算は、3万円を減額し、補正後の予算総額を5,302万8,000円といたしております。
議案第137号の平成14年度米子市国民健康保険事業特別会計の第2回の補正予算は、619万7,000円を減額し、補正後の予算総額を101億9,798万3,000円といたしております。
また、議案第138号の平成14年度米子市下水道事業特別会計の第3回の補正予算は、1,682万4,000円を減額し、補正後の予算総額を77億6,383万7,000円といたしております。
また、議案第139号の平成14年度米子市介護保険事業特別会計の第2回の補正予算は、243万3,000円を追加し、補正後の予算総額を70億5,121万7,000円といたしております。
なお、一般会計及び各特別会計の補正予算の詳細につきましては、お手元に配付をいたしております予算説明書を御参照いただきたいと存じます。
以上、各議案につきまして御説明を申し上げましたが、何とぞ御審議の上、御賛同を賜りたいと存じます。
○議長(
中本実夫君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております11件については、いずれも
総務文教委員会に付託いたしたいと思います。
委員会審査のため、暫時休憩いたします。
午前11時31分 休憩
午後 2時46分 再開
○議長(
中本実夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中の本会議において遠藤議員からの発言のありました市町村合併にかかわる意見書の件でございますが、事務局に会議録を確認させた結果、国が示す小規模市町村の切り捨て、税源移譲の置き去りといったことについての意見書の提出の是非を各派連絡会で相談することになっておりましたので、各派連絡会を開催し、協議いたしました。その結果、意見書提出の是非についての判断は、地方分権・合併等調査特別委員会にゆだねるということになり、先ほど本特別委員会を開催した結果、内容を精査する必要があるとの判断から、今後の協議に付することになりましたので、報告いたします。
なお、去る16日に開催した地方分権・合併等調査特別委員会において承諾を得て境港市議会議長に対して、12月17日付でお願いしておりました市町村合併にかかわる懇談会の開催についての申し入れの件については、協議の結果、参加しないことを決定した旨の回答がありました。なお、他の共通する行政問題については、今後とも協調しながら推進したいとの意向もあったことを、あわせて報告いたします。
これより11件の議案について、
総務文教委員長の
審査報告を求めます。
6番島谷裕之君。
○6番(島谷裕之君)(登壇)
総務文教委員会の
審査報告をいたします。
先ほどの本会議で当委員会に付託されました議案11件について、休憩中に委員会を開き審査いたしました結果、議案第129号米子市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第130号市長等の給料の特例に関する条例の制定について、議案第131号米子市特別職の職員の給与に関する条例及び教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第132号米子市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第133号
工事請負契約の締結について、議案第134号
工事請負契約の締結について、議案第135号平成14年度米子市
一般会計補正予算補正第4回、議案第136号平成14年度米子市
市営葬儀事業特別会計補正予算補正第1回、議案第137号平成14年度米子市
国民健康保険事業特別会計補正予算補正第2回、議案第138号平成14年度米子市
下水道事業特別会計補正予算補正第3回及び議案第139号平成14年度米子市
介護保険事業特別会計補正予算補正第2回は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、報告を終わります。
○議長(
中本実夫君) 以上で委員長の報告は終わりました。
それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより11件の議案を一括して採決いたします。
11件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
11件については、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認めます。よって、11件は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
先ほど本池篤美君外7人から議案第140号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
日程追加 議案第140号
○議長(
中本実夫君) それでは、本件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
20番本池篤美君。
○20番(本池篤美君)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第140号拉致事件の全容解明と早期解決を求める意見書について、提案者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
去る9月17日の小泉首相と金正日総書記による日朝平壌宣言は両国にとって歴史的な成果であり、その意義は評価できるものと考えます。
しかし、同時に会談の過程で、かねて疑惑を持たれていた日本人拉致事件について、北朝鮮側から初めて拉致を認める発言があり、あわせ8人の方の死亡が伝えられました。
我が国の領土と主権が侵害され、拉致という国家犯罪が行われたことはまことに遺憾であり、決して許されるものではありません。拉致された可能性のある行方不明者は、米子市での事例を含め、まだまだ多数存在します。
このため、国会、政府、関係機関において、拉致事件を国交正常化交渉の最優先事項の一つとして取り組み、その全容解明と早期解決を図られるようお手元の意見書を提出しようとするものであります。
何とぞ全議員の皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
中本実夫君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
先ほど安田 篤君外7人から議案第141号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題としたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
日程追加 議案第141号
○議長(
中本実夫君) それでは、本件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
7番安田 篤君。
○7番(安田 篤君)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第141
号保育所運営費の基準の改善を求める意見書について、提案者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
今日、少子化が進行する一方で、働く女性の増加などの社会状況の変化に伴い、ゼロ歳からの乳児保育を初め、障害児保育、保育時間の延長、夜間保育、休日保育など、保育所機能の拡充が求められております。
当市としても、これらの要望にこたえるべく、国の
最低基準を上回る
職員配置や私立保育園の
補助金など独自の充実策で対応しているところでありますが、自治体独自の施策や保育現場の努力のみでは限界があると考えられます。
よって、住民の要求にこたえた保育事業の推進のために、
保育所運営費の基準の改善を行い、多様な保育サービスに対しての適切な財政措置を講じられるようお手元の意見書を政府に提出しようとするものであります。
何とぞ全議員の皆さんの御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
中本実夫君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
本件については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
第4 諮問第3号
○議長(
中本実夫君) 次に、日程第4、諮問第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
森田市長。
○市長(森田隆朝君)(登壇) ただいま御上程をいただきました諮問第3号につきまして、御説明を申し上げます。
諮問第3号は、
人権擁護委員候補者の推薦について御意見を求めるものでございまして、人権擁護委員のうち、戸田重治氏、金川和子氏、左野史子氏及び友森 宏氏が、平成15年3月31日をもって任期満了となられますので、今回、引き続き左野史子氏を、また、新たに小原得雄氏、矢倉みゆき氏及び吉田洋子氏を
人権擁護委員候補者として推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御審議の上、御賛同を賜りたいと存じます。
○議長(
中本実夫君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 別にないものと認め、討論を終結いたします。
これより本件を採決いたします。
本件については、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中本実夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり同意されました。
以上で本定例会に付議された事件は、すべて議了いたしました。
これをもって、第434回米子市議会定例会を閉会いたします。
午後3時02分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
米子市議会議長 中 本 実 夫
同 副議長 佐 藤 正 夫
同 議員 松 井 義 夫
同 議員 佐々木 康 子
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年末のあいさつ
○市長(森田隆朝君) ことしもいよいよ残り少なくなりまして、特に緊急な事案のない限り、本定例会が納めの議会となりますので、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 今期定例会は12月9日に開会されて以来、本日まで16日間にわたり数多くの重要案件を御審議いただきまして、衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。
特に平成13年度の決算認定に当たりましては、その審議を通じまして種々の御意見、御指導を賜り、まことにありがとうございました。御指摘をいただきました事項につきましては、今後の施策におきまして十分に留意をいたしまして、効率的な行財政運営に一層の努力をいたす所存でございます。
さて、この1年を顧みますと、日韓ワールドカップでの日本代表の善戦、ノーベル賞のダブル受賞と明るい話題もありましたが、北朝鮮による拉致事件や年初の外務省不祥事に始まる田中前外相の辞職、さらには鈴木宗男議員の逮捕と政界は大混乱しました。また、株価はバブル後、最安値を更新し、日本経済の先行きに不透明感が漂っています。
海外を見渡せば、テロの脅威は世界中に広がり、米国とイラクの関係も緊迫の度を増しており、どちらかというと混迷の1年であったような気がいたします。
経済面では、景気の停滞が予想以上に持続しており、国、地方を通じて我が国の財政の状況は危機的と言っても過言でなく、一段とその深刻の度を深めつつあります。今後、ますます進む少子・高齢化の時代に、これまで我が国が築き上げてきた豊かな社会を持続していくためには、国も、地方も、従来の発想を転換し、その行政システムを見直し、不断の行政改革を実行することが必要であると認識をいたしております。
本市におきましても、景気後退の影響を受け、市税、地方交付税の伸び悩みに加え、多額な災害復旧償還財源の発生等、厳しい財政環境の中ではございますが、高齢化、少子社会への対応、国際化に向けた取り組み、市民に身近な環境の保全と社会資本の整備等、市民福祉の向上と地域活性化に努めてまいったところであります。
年度当初には、市街地を循環するコミュニティバスの本格運行をスタートさせることができました。このだんだんバスは、利用者の皆様に好評を博しており、今後とも、市民の皆様に愛されるよう、サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。144億円という巨費を投じ、平成10年度から継続施工してまいりました新清掃工場米子市
クリーンセンターにつきましては、地元の皆様方の御理解を得、無事完成させることができました。今後とも、リサイクル循環社会における最先端施設として、環境に配慮した施設運営を心がけてまいりたいと存じます。本年秋には、ふるさとふれあい夢づくりをテーマに、県内一円で第17回国民文化祭夢フェスタとっとりが開催されました。本市でも、10月13日のミュージックフェスティバルを皮切りに、約3週間にわたり、9事業11部門の文化の祭典が繰り広げられました。
また、長年の懸案でありました中海淡水化事業中止に伴う代替水源確保問題につきましては、地元関係組合等の御理解により合意に達したところでありますが、今後は、堤防開削に向けて、国、県等に精力的に働きかけてまいりたいと存じます。
昨年のマイカルの突然の経営破たんは、米子の商業界を揺るがす出来事でありました。幸いにも、その後の関係者の御努力、御理解により米子駅前の核施設でありますショッピングセンターの存続につきまして、一定のめどが立ちましたことはうれしい限りでございます。これもひとえに議員各位並びに市民の皆様の絶大なる御協力と指導のたまものでございまして、改めて感謝の意を表し、衷心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。
新しく迎えます平成15年は、住民の価値観の多様化など市町村を取り巻く社会・経済情勢が大きく変ぼうする中で、地方分権がいよいよ本格化し、市町村にはこれまで以上に重い責任と大きな期待がかけられる年であると言えます。国、地方を通じたかつてないほどの厳しい財政状況と国の構造改革が叫ばれる中で、時代の要請に的確に対応し、これまで取り組んできた地域づくりを将来にわたって継続させていくために、あらゆる方策を模索していく必要がございます。
その意味で、鳥取県西部地域の市町村合併が期待どおり進展しない現状を懸念いたしておりますが、年が改まりましても、引き続き市議会と足並みをそろえ、粉骨砕身いたす所存でございますので、御支援を賜りたいと存じます。
終わりになりましたが、議員各位におかれましては、これからますます厳寒に向かいます折から、くれぐれも御自愛をいただき、御家族の皆様ともども希望に満ちた新年をお迎えになられますようお祈りをいたしまして、年末のごあいさつとさせていただきます。
○議長(
中本実夫君) ことしも残すところあと1週間余りとなりました。特に緊急案件のない限り、本日をもって本年の議会は納めとなりますので、高いところからではございますが、一言ごあいさつを申し上げます。
本年も長引く経済不況の中にあって、雇用不安はますます募り、凶悪な犯罪、交通死亡事故の多発など国内の社会情勢は混とんとしており、国外におきましても、イラクの核問題、多発するテロ事件など、また対外関係では、拉致事件の早期解決が求められる日朝交渉問題など、不安定な状況が続いております。
このような社会情勢と厳しい財政事情の中、本市におきましては、第7次米子市総合計画の策定を初め米子市
クリーンセンター、下水道内浜処理場高度処理施設の供用開始など、環境関連事業、福祉関連事業、産業経済関連事業、教育関連事業、その他いろいろの事業が実施され、着実に発展してきております。
議員各位におかれましては、地方分権・合併問題などの重要な問題が山積する中、選良としてその重責を全うされ、米子市の発展と市民福祉の向上に尽力されましたことに改めて敬意をあらわしますとともに、議会内の円滑な運営に絶大なる御協力を賜りましたことに、心より感謝を申し上げる次第でございます。
また、米子市長を初め市当局の皆様方には、厳しい財政状況の中にありながら、英知を結集されて効率的、効果的な行財政運営に努められ、種々の実りある事業を推進されました。その御苦労に対しまして、心より厚くお礼を申し上げる次第でございます。
また、報道機関各位におかれましては、報道を通じて、議会活動並びに市政の推進に対しまして貴重な御助言と温かい御指導、御協力をいただき、衷心より感謝を申し上げる次第でございます。
皆様方には、年の瀬で何かと御多忙のことと存じますが、健康には十分御留意いただき、御家族おそろいでよい新年を迎えられますようお祈りいたしまして、年末のあいさつとさせていただきます。...